南砺市立（旧福光町立）福光中学校

「―中学校への一貫した道のり－ 本格的な教科教室型編成による中学校改革のモデル校」 小学校３校の改革に続き，本格的な教科教室型運営による中学校の改築を実現した。当時としては，全国的にも新しい試みである。 教科メディアセンターを中心とした教科教室の編成，多彩な実習教室の構成，ホームルーム集団の居場所の設定など，教科教室型編成の中学校として，先進的でモデル的な建築構成を提案・実現している。 多彩な教室編成を利用して，英語・数学などでは習熟度別編成を実施するなど，「個を生かす教育」を文字通り実践している。こうした試みは，文部科学省による教育課程研究校や指導方法改善実施計画調査協力校などの指定を受け，高く評価されているとともに，その成果は中学校改革の方向性を示すものとして注目されている。 校舎は、インテリジェントモールを軸に、普通教室棟・特別教室横・アートハウス棟・体育館棟が定置されており、各場所にアプローチされるモール沿いには、屋外ステージや池・テラスがあり、さらに内部空間（図書室や体育館）の様子がガラス越しに透けて見え、活気あるモールになるよう演出されている。