八尾総合病院(1998)・八尾老人保健施設「風の庭」(2002)
富山市八尾町福島地内
ABOUT
八尾総合病院は1987年に総合病院、1989年に老人保健施設「風の庭」、1995年にケアサービスセンターと3期にわたって作られてきましたが、1997年に「風の庭」の認知症棟の増床及び新病棟を増築し、2001年には回復期リハビリテーション病棟を新設しました。
大幅な増築に伴い、既設建物の機能動線を見直し、既設設備を再構築しながら総合的に計画することになりました。
既存の病院内に分散している関連部門を集約して効率化、最適化を目指しています。また、中央診療や外来診療が伸長しやすい配置としました。病棟部についても将来の面積増を見込み、最上階に一層分の増築が可能となるよう計画したことで2001年の回復期リハビリテーション病棟への対応が可能となりました。1病床あたり8㎡を確保し、将来的な「療養型病床群」への転換を可能とする計画となっています。
建物の周囲は積極的に緑化し、田畑の広がる周囲の景観に馴染み、病床内からも緑を見渡せるように配慮しています。
DATA
構造規模 | 鉄筋コンクリート造3階建て(一部鉄骨造1階建て) |
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敷地面積 | 16,164.47㎡ |
延べ床面積 | 7,728.545㎡ |
建物高さ | 16.08m |
竣工年 | 1998(八尾総合病院)・2002(八尾老人保健施設「風の庭」) |