氷見市立朝日ヶ丘小学校・南部中学校
氷見市朝日丘地内
ABOUT
氷見市立南部中学校・朝日丘小学校は、小中連携を推進し、将来的には小中一貫教育にも対応可能な小中一体型校舎として計画されました。小中の専用部と共用部を明確に区分しながら、小中が自然に交流できる生活空間の配置、連続的でフレキシブルな学習空間構成とし、中学校部分は将来的な教科センター型の教育にも対応できる構成です。生徒が中学校に入る際に環境変化に適合できない「中1ギャップ」の解消を目指し、教職員の相互連携や児童生徒の交流が促進できるよう設計を工夫しました。各階の結節箇所に連携センターとして、1階に小中の職員室を隣接させた校務センター、2階にコンピューター室と図書スペースを併設したメディアセンター、3階に英語教育に対応した英語科センターを置いています。少人数指導やグループ学習ができる学習環境を整え、生徒の発達段階に対応した学習、生活空間づくり、1学年1フロアのゾーニング、クラスルーム・メディアスペース・研究教材コーナーで構成する高機能な『学年ユニット』、特別教室の有効利用と学年ユニットの高機能化、 学年フロアと一体化した特別支援教室、地域開放しやすいゾーニング、バルコニーによる屋外への避難動線確保、低層階屋上と屋内空間の一体的な利用などの特色を持っています。また、太陽光発電システムや地場産木材を採り入れました。さらに、市民向けのカルチャーセンターを、富山湾を望む2、3階に設置するなど、コミュニティーセンター機能を備えた地域に開かれたエコスクールです。
AWARD
LIXILフロントコンテスト2012 金賞
DATA
構造規模 | 鉄筋コンクリート造(一部SRC造)地上3階建て |
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敷地面積 | 約29,910㎡ |
延べ床面積 | 約12,550㎡ |
建物高さ | 16.60m |
竣工年 | 2013年 |